自営型テレワークの仕事例
(Vol.17)Webプロデューサー

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自営型テレワーカーの営業ツールはクオリティの高い納品物と細やかな対応

川崎 俊一郎加さん

Webプロデューサーとは

Webに関するプロジェクトの責任者として、企画・立案から運営までプロジェクト全体に関わり、統括する業務。発注者の要望や課題を引き出して提案を行い、目標達成に向けて方向性を決め、戦略的にプロジェクトを管理する。同時にプロジェクト内のすべての業務について把握し、各作業の進捗確認や予算管理をする必要があるので、責任がともなう分やりがいも大きい。Webに関する専門知識だけでなく、発注者との折衝力、全体を見渡す俯瞰的思考が求められる。

  • プロフィール川崎 俊一郎さん

    自営型テレワーカー歴:9年
    職種:Webプロデューサー(Webサイト制作管理、動画制作、Webデザイン、音楽制作、SNS管理運用、Webコンサルティング)
    収入:1000万~1200万円(年収)
    前職:インターネット系通販会社
    ワークスペース(仕事をしている場所):自宅兼制作スタジオ
    PC環境:オーダーメイドPC(OS:Windows)

  • 1日あたりの業務時間

    8
    時間

  • 1週間あたりの業務日数

    5
    日/週

自営型テレワークを始めたきっかけ

川崎 俊一郎加さん

9年前からWebプロデューサーとして自営型テレワークをしている川崎さん。システムエンジニアとして20年ほど経験を重ねたあと、リーマンショックを経てインターネット系通信販売会社に入社。主に商品のプロモーションに関する動画制作に携わってきた。「未経験の状態から、動画制作やWebサイト制作に関するスキルを身につけて、ユーザーの要望にこたえるノウハウを学びました」と川崎さんは話す。通信販売会社に6年ほど在籍し、Webサイトの企画、制作、すべての工程でキャリアを積み、番組制作も一人でこなせるようになったころ、「会社員は担当業務以外のことも求められる。もっと業務に集中して、お客さまの要望にとことん応えたい」と考えるように。「いつかは独立したいという夢もあり、会社を卒業して自営型テレワーカーになりたいという希望を社長に伝え、了承いただきました」(川崎さん)。

発注者と仕事内容

川崎 俊一郎加さん

退職した際、会社側の希望もあり、それまで担当していた業務を引き続き自営型テレワーカーとして請けていくことになった川崎さん。Webサイトデザイン・制作、動画制作、音楽制作、SNSの管理運用、コンサルティングと、それまで培ったスキルを総合的に活かし、Webプロデューサーとして活動し始めた。契約形態は変わったものの、必要なときに必要な仕事を頼める存在として、前職の通信販売会社からは以前に増して頼られるようになったという。「得意な業務に特化して、より突き詰めて完成度の高い納品物を提供できるようになりました。自営型テレワーカーだからこそ、お客さまととことん向き合い、求めているものに応えられるようになったからです」(川崎さん)。その結果、クライアントの満足度は上がり、仕事が仕事を呼ぶように。「幸いなことに、お客様からご紹介をいただいて次の仕事が決まっていくという状況です」。丁寧な仕事と細やかな対応が営業ツールとなっている。

自営型テレワークを始めてよかったこと・困ったこと

よかったこと
何事も自分の判断で決められること。
好きなことを仕事にできること。

困ったこと
クライアントの予定を優先するあまり、オーバーワークになることがある。
オンとオフの切り替えが難しい。

自営型テレワーカーとして心がけていること・今後の展望

「数ある同業他社ではなく、自分を選んでいただいたことに感謝し、常に『ありがとう』の思いを忘れず、お客様のパートナーとして仕事の成果物で応えるよう心掛けています」と、川崎さんは話す。コミュニケーションを密にとるために、対面での定期的な打ち合わせを欠かさず、お客様の要望を汲み取ったり、業務のすり合わせを行ったりしているそうだ。

スケジュール面では、同時に複数のタスクを進めることになるので、その日のタスクと達成目標をノートに書き出し、声に出して読み上げてチェックを行っている。「タスク調整を行い、納品までに余裕を持たせることで、一つひとつの納品物のクオリティ維持につなげています」(川崎さん)。また、1日8時間・週に5日という、会社員に準じたおよその稼働時間を決め、その範囲でこなせる業務量を目安に受注している。

そして、敢えて「仕事を手放す」ことも大事だという。「事業を拡大していくには、信頼できる人に仕事を任せていくべきだと考えています。一人で請け負うよりリスクを減らすことができますし、撮影や動画編集は若い人の感性も取り入れたい。役割分担できるパートナーに振っていくことで、よりお客様にご満足いただける納品物を実現し、継続して提供することができると思います」(川崎さん)。

川崎 俊一郎加さん

趣味は、曲作りをして動画サイトにアップすること。「もともとミュージシャンを目指していたので、以前から作曲をしていました。曲を作ることが頭の切り替えになります。作った音楽を仕事で使うこともありますし、多少ですがサブスクでのマネタイズも実現できています。将来的には音楽を収益化することを最後の事業にしていきたいと思っています」(川崎さん)。

最後に、これから自営型テレワーカーを始める人へのアドバイスを聞いた。「自営型テレワークは、小資金から始められるのが強みです。迷っていらっしゃるなら、やってみるとよいと思います。うまくいかなかったら、その理由を明確にし、改善して何度でもチャレンジできます。まずは自分の強みや好きなことを仕事につなげてみてはいかがでしょうか。迷わず進めば道は開けるものです」

1日のタイムスケジュール

  • 5:30起床
  • 6:00家の掃除
  • 6:40ウォーキング&ラン
  • 7:30お風呂
  • 8:001日のタスク確認、メールチェック、 朝食
  • 9:00業務開始
  • 16:00昼食兼夕食
  • 18:00業務終了
  • 19:00趣味、読書、勉強、ネットサーフィンなど
  • 23:00就寝

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