ライターとは
注文者の依頼内容に沿って情報を収集し、Web媒体や紙媒体などあらゆるメディアに掲載する文章を作成する作業。求められるテーマや文字数により難易度は様々だが、特別な資格やパソコンのソフトがなくても始められるので、初心者が取り組みやすい案件も多い。業務によっては、文章を書くだけでなく取材や校正・校閲など、関連する作業を伴うため、複合的なリクエストに応えられるよう訓練を重ねる必要がある。文章力、国語力に加え、情報収集やそれを論理的に整理する力が求められる。
自営型テレワーカー歴:2年
職種:ライター・広報アシスタント
収入:非公開
前職:非公開
ワークスペース(仕事をしている場所):自宅(寝室の一角)
PC環境:MacBook
3
時間/日
6
日/週
現在、出版社に勤めている仲村秋乃さん。コロナ禍の影響を受け、先行きが不安になったと話す。「これまで紙媒体の編集スキルを積んできましたが、定年までこのスキルだけでやっていけるのか不安で、別のスキルを身につけたいと思っていました」。転職も考えていたが、自営型テレワークのセミナーに参加し、「在宅で働きながら収入を得て、別のスキルを得ることもできる。こんな働き方があるんだ!」と驚いた。すぐに自営型テレワークの仲介事業者に登録。ちょうど会社でも副業が解禁になり、子どもが小学校に入学して送り迎えなどの負担がなくなったこともタイミングが良かったと話す。
自営型テレワーカーとして最初に請け負った仕事は、アンケートの回答業務。その後も、「とにかく実績を積みたいと思い、できることは何でもやりました」と仲村さん。しかし、そのうちに、「ライティングの仕事なら本業で培ったスキルを活かせるし、自分にも合っている」と感じるように。仲介事業者に、ライターとして改めて登録をしたところ、定期的なライティング業務や、ライティング原稿の検品業務の仕事が入るようになった。そのほかにも、自ら応募して企業から直接、広報アシスタント業務を受注。また、以前、転職を考えていたときに登録した人材エージェント会社に「副業を始めた」と伝えたところ、そこからも仕事を得られるようになった。現在は、定期的な仕事と単発の仕事がバランスよく入るようになり、安定した収入が得られているそうだ。
よかったこと
時間や場所を問わずに働けるため、本業と両立できる。
本業以外のスキルアップができる。
自分のスキルを活かして社会の役に立てることにやりがいを感じる。
困ったこと
特にないが、強いて言えば、本業の就業時間と副業の打ち合わせ時間が時々重なること。
ただし、本業もフレックスタイム制になったため調整が可能。
「自営型テレワークは顔が見えないお仕事なので、コミュニケーションを丁寧に、早めに行うことを心掛けています」と仲村さん。それが安心感や信頼感につながると感じている。 また、時間に余裕がないと納品物のクオリティに影響するので、基本的には納期前に余裕をもって仕上げ、少し時間を置いてもう一度見直してから納品するよう心がけているそうだ。本業があるので平日はあまり時間が取れないため、ボリュームのある仕事の場合は土日をはさんで納期を設定してもらうといった工夫も。「一番重視するのは報酬よりも納期。納品物のクオリティを担保できる分量をお受けするようにしています」と話す。
スキルアップも仲村さんの大きなテーマ。「初めての分野のお仕事をいただいたときにも、『自分にはできない』と思わずに、思い切って引き受けることにしています。新しい分野にもチャレンジしていかないと、スキルアップにつながらないと思うからです」。全く未知の分野の場合は、多少単価が安くても引き受けることがあるそうだ。
本業と副業の両立をしつつもリフレッシュの時間は持つようにしている。「カフェに行ってお茶を1杯飲むだけでもリフレッシュできます。また、オンラインで1時間ヨガのレッスンをすると、心も身体もすっきりしますね」自営型テレワークを始めて将来の不安がなくなったという仲村さん。「働き方も収入も、自分次第で変えていけることは、大きな自信になった」という。
最後に、これから自営型テレワーカーを目指す人へのアドバイスを聞いた。「自営型テレワークというと難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。自分のスキルを活かして無理なくお役に立てるお仕事は、必ずあります。なかなか最初のお仕事が獲得できず焦ることもあるでしょうが、あきらめずに続けていれば、道は必ず開けます! まず一歩を踏み出してほしいと思います」
自営型テレワークの仕事例
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