自営型テレワーカーへの発注企業事例
株式会社キーステージ21

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事例 19

社員の視野が広がり業務も拡張
自営型テレワーカーとともに成長する企業へ

株式会社キーステージ21

    • 事業概要

      学習参考書、問題集、書籍・雑誌、パンフレット等の企画・編集・制作・デザイン、ウェブサイト・ウェブコンテンツの制作・デザイン、出版
    • 本社所在地:東京都八王子市大横町1-9Kビル402
    • ホームページ:https://www.keystage21.co.jp/
    • 代表者名:大久保 正弘
    • 資本金:非公表
    • 従業員数:非公表
    • 取引自営型テレワーカー数:非公表
    • 発注金額:非公表
    • 発注件数:非公表

自営型テレワーカーへの発注に至った背景

株式会社キーステージ21は、学習教材の制作を得意とする編集プロダクション。自社で書籍を発行・販売する出版社でもある。紙媒体だけでなく、Webサイト、動画、デジタル教材などの制作も行っており、幅広い種類のコンテンツを作れることが強みだ。

「編集・出版業は、そもそもデザインや執筆、制作などの作業を外部のクリエイターに依頼することで成り立っている業界なので、当社でも2009年の創業当時から自営型テレワーカーを活用してきました」と、デザイナーの木村さんは話す。
発注している業務は、教材執筆、編集、ライティング、校正校閲作業、デザイン(紙/Web)、動画制作、イラスト制作と、多岐にわたる。コンスタントに仕事を依頼している自営型テレワーカーは100名近くに上り、年齢層は20代から60代、子育て中のワーカーも活躍している。

自営型テレワーカー活用の状況

自営型テレワーカーの採用は、自社のWebサイトや自治体主催のマッチングイベント、他の自営型テレワーカーからの紹介などによって行っている。

「執筆、デザイン、Web制作など、業務上必要な専門スキルがあるワーカーを採用しています。トライアルなどは行わず、過去の実績や作品を見て採用することがほとんどです」と、木村さん。また、専門スキルと同じくらい重要なのが“社会人基礎力”だという。「こまめにメールに返事をする、締め切りを守る、仕事に対して責任を持つといったことは、とても大事ですね」

業務はプロジェクト単位で依頼する。「他社からの依頼案件が発生したときに、内容に応じてそのジャンルの仕事が得意そうな方、必要なスキルを持っている方に声をかけて、スケジュールや報酬などの条件が合えば発注が成立します」と、木村さんは話す。打診から進捗管理、納品までは基本的にメールを使い、必要に応じてWeb会議などオンラインでのやりとりも行う。

  • 自営型テレワーカーへの発注のメリット
  • 社員にはないスキル、能力を自営型テレワーカーが担ってくれることで、会社として対応できる仕事の幅が広がる。
  • 制作を外注することで社員の時間効率が向上する。
  • さまざまなクリエイターの作品を見ることができるので社員の視野が広がる。
  • 自営型テレワーカーへの発注のデメリット
  • 求めるスキルと自営型テレワーカーのスキルのミスマッチが起きる可能性がある。
  • 個人への発注になるので、不測の事態が起きるリスクを考えて体制を整える必要がある。

発注・活用に当たっての課題・留意点

「人によって責任感、価値観などが異なるので、初めて依頼をする方の場合は、納期を守れるか、途中で投げ出さないかなど、仕事に対する姿勢も見極める必要があります」と、木村さんは話す。発注歴が浅い場合は小さな案件から依頼したり、早い段階で進捗を確認したり、リスクテイクをしているという。

それでも、「イメージしていたものと違った」ということはまれにある。「行き違いは必ず起こるもの。そういう場合は相手を責めるのではなく、こちらの発注の仕方や進め方に問題はなかったかと省みる姿勢が必要。また、修正を見越して余裕を持ってスケジュールを組むことも大事です」(木村さん)

取引回数が増え、相手の力量や相性などがわかってくると依頼もしやすくなる。それまでは、お互いにまずは仕事を始めてみて、スムーズな進め方をすり合わせていくことが多いという。意欲的に取り組んでくれる方にはリピートで仕事を依頼し、関係性を築いていくことを意識しているそうだ。

今後の発注・活用方針

「外部の力がなければ成り立たない業界なので、今後も自営型テレワーカーを活用していきたいです。年齢が上がって引退される方も出てくるので、常に新しい方への発注を行っていきたいですね」と、木村さんは話す。自社Webサイトでの募集は通年行っている。執筆やデザイン等、従来の業務だけでなく、自社がこれからチャレンジしたい業務に必要なスキルを持つワーカーも採用していきたいという。「自営型テレワーカーのスキルをきっかけに新たな仕事のアイデアが広がる場合もあるので、ジャンルを問わず多様な人材とつながっていきたいです」(木村さん)

自営型テレワーカーへの発注を検討している企業へのアドバイス

自営型テレワーカーは、自社ではできない作業を担ってくれているのだ、という「尊敬の念」を持って接することが大切です。未経験の業務や難しい課題であっても、こちらが誠実に仕事をお願いすれば一生懸命解決に向けた対応をしてくれる方ばかりです。また、発注者側にも、相手に的確に指示を出すスキルが求められます。ミスがあったときにも、一方を責めるのではなく、お互い助け合いながら仕事をしているという意識で関係構築ができるとよいのではないでしょうか。

※ 掲載情報は、2024年8月時点のものです。
※ 掲載情報については、あくまで企業における自営型テレワーカーへの発注・検討に資するためのものであり、当該発注企業と自営型テレワーカーの契約内容について(事務局が)保証するものではありません。

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