同社は、四半期に一度、社内報を発行している。社員やその家族のみならず、取引先や営業先にも配布するなど、外部向けのツールとしても活用している。
社内報の作成は、広報課の社員一人で担当しているため、社内報の作成にかなり時間がかかってしまう点が課題であった。また、外部向けのツールとしても社内報を活用しているので、デザイン性なども高めたいと考えていた。
そこで、こうした状況を改善するために、以前から他部署でつきあいのあった在宅ワークの仲介機関である(株)コッコト(以下、仲介機関)を通じて、在宅ワーカーを活用することにした。
まずは、2014年4月号の社内報の作成に向けて、2014年2月頃から仲介機関と打合せを開始した。在宅ワーカーの活用に関しては、広報課以外の他の部署でも同仲介機関を活用した経緯があったことですでに信頼関係ができていた点、また、料金的にもかなりメリットを感じていた点により、在宅ワーカーの活用をスムーズに進めることができた。
タウファミリー
仲介機関を通じて在宅ワーカーに発注している業務は、社内報のデザインやレイアウトなどの編集作業と、社内報のインタビュー記事や特集記事等で使用するためのテープ起こしの作業である。在宅ワーカーとのやりとりは、最初は対面で打合せを行ったが、それ以降は、基本的に在宅ワーカーとメールで直接やりとりしている。そのため、メールの内容は、誤解が生じないように、分かりやすく具体的に詳細に指示するように心がけている。
最初の対面による打合せは、同社の担当者と、仲介機関の窓口担当者と在宅ワーカーで行った。やはり、業務の最初に作業担当者である在宅ワーカーと直接対面で打合せできたことが、その後のスムーズな仕事の進行につながっていると思われる。
仲介機関では、デザイン業務とテープ起こし業務を担当する在宅ワーカーがそれぞれいるが、作業の進捗等のとりまとめに関しては、在宅ワーカーだけでなく窓口担当者とも共有している。
現在、仕事を依頼している在宅ワーカーは子育て中のため、家事等の理由により、夕方に同社が出したメールに対する返信は翌朝にくる傾向がみられた。そのため、こうした点に配慮して、仕事の連絡を行うようにしている。
※ 掲載情報は、2015年6月時点のものです。
※ 掲載情報については、あくまで企業における在宅ワーカーへの発注・検討に資するためのものであり、当該発注企業と在宅ワーカーの契約内容について(事務局が)保証するものではありません。
在宅ワーカーへの発注企業事例集
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