SOHOトラブル座談会(事例7)
クライアントの見つけ方

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相談者相談者

メーリングリストで見つけたワークグループで、リーダーとはメールだけのやりとり。納品後の査定が終わっていないということで、支払がいつになるか分からないといわれ、不安です。

ファシリテーター先輩SOHOファシリテーター先輩SOHO

初めての発注者で、会わないで受注、というのは怖いです。報酬も、今後に関しては初めてのところは特に文書化したりする必要がある。

相談者相談者

メーリングリストですので、報酬についてのやりとりや仕事の流れはメールで全て残しています。整えるべき契約書とはどのようなものですか。

ファシリテーター先輩SOHOファシリテーター先輩SOHO

まず、初期は、住所の近いところのエージェントを選んだ方がよいです。また、最初は発注請書に納期、金額、支払期日を記載したものを少なくとも出す。そうして契約の習慣をつけることです。特に個人のワークグループは公私混同が起こりがちなので、予防のためにも重要です。

相談者相談者

いろんな機会にボランティアでも仕事を請けるようにしているのですが、なかなか本格的に始められません。やはり受注する際は、発注書、仕様書、請書、確認書でよいですか。

ファシリテーター先輩SOHOファシリテーター先輩SOHO

書面はあるに越したことはありません。しかし往々にして、仕事の世界では四角四面のやりとりよりもバランス感覚が重要です。よい発注者との人間関係を構築する上でも鍵となります。
そしてやみくもに営業するのではなく、仕事を選ぶ権利を意識して欲しい。例えばテープ起こしをグループワークのメンバー間で細切れに分けて発注するようなケースがあります。そこで考えなければならないのは、その仕事を請けることがあなたのキャリアになっていくのか。一通りの筋書きの全体をまとめることなしに、部分的な仕事だけ請け負うことには、そのようなリスクがあります。自分の仕事の柱を考えて、仕事を選ぶことが大切です。テープ起こしは業務としてはその後、ライターや、編集者への道があります。そのようなことを意識するだけで、仕事の将来像も描くことができます。
このような機会を得るためには、いい発注者やいい仲間にであうこと。そしてそのためには、自分もいい人間になることが鍵です。柔軟性や、相手を尊重する気持ちを持つことを意識しましょう。

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