SOHO受発注トラブル事例集
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任意整理

借金や買掛金などの債務を負った人や会社が、経済的に苦しい状況になり、債権者に対する支払いが事実上できなくなったときの救済手段には、いくつかの方法がありますが、そのうちの一つとして任意整理があります。

任意整理とは、裁判上の倒産手続である「破産手続」や「民事再生手続」とは異なり、弁護士などが介入して、任意の話し合いにより、債権者と債務者とが双方合意をして債務を整理する方法です。

債権者の数や負債の総額が比較的少ない場合や、連帯保証人がいる場合など何らかの理由で破産手続を避けたい場合などに用いることがあります。

少額訴訟

少額訴訟手続とは、60万円以下の金銭の支払を求める訴えについて、原則として1回の審理で紛争を解決する簡易裁判所における手続で、市民間の規模の小さな紛争を少ない時間と費用で迅速に解決することを目的とした手続です。

簡易裁判所の窓口には、少額訴訟用の定型訴状用紙が用意されてありますので、弁護士に依頼しなくとも、定型訴状用紙に必要事項を記入し、ご自身で訴えを提起することが可能です。

特 徴

  • 少額訴訟の審理は、特別の事情がある場合を除き、最初の期日において終了し、その日に判決が言い渡される。
  • 被告が、答弁書を提出しないまま、期日に出席しない場合には、原告の言い分どおりの判決が言い渡されることがある。
  • 少額訴訟の判決においては、一定の条件のもとに、分割払い、支払い猶予、訴え提起後の遅延損害金の支払い免除を命ずることができる。
  • 少額訴訟手続の判決に対しては、控訴をすることはできないが、同じ簡易裁判所に異議の申立てをすることはできる。
  • 被告が少額訴訟の判決に従わない場合には,原告は、強制執行をすることができる。

制 限

  • 被告の住所が不明な場合には、利用できない。
  • 裁判所が、1回の審理で終わらないと判断する場合にはできない。
  • 被告が、通常の民事訴訟手続を希望する場合には利用できない。
  • 反訴(被告が、原告に対し、訴訟を提起すること)を提起することはできない。
  • 同じ簡易裁判所での少額訴訟の利用回数は、年に10回までと制限されている(サラ金業者などの債権回収による濫用を避けるため)。

ディレクター

ディレクターとは、一つのプロジェクトの管理責任者のことです。
クライアントの担当者の意向を受けて、プロジェクトチームのワーカー達が円滑に動けるようするために、業務の設計及び進行管理を行います。
ディレクターに求められる能力には、

  1. 業務設計能力・段取り能力
  2. 判断能力
  3. 外部折衝能力
  4. 業務知識・情報収集能力
  5. スピード処理能力

などがあり、総合的な能力が必要とされます。

グループワーク

グループワークとは、複数の人間が集まって何らかのアウトプットをめざす活動であり、大きな組織でのプロジェクトや小規模なグループの活動など、様々な種類のものがあります。

グループワークは、自分の評価だけを考えるのではなく、チームのパフォーマンスやチームへの参加が、仕事の達成感や満足度、自分の成長、居心地、適性などに深い影響を与えていると考えられます。

グループワークは、フラットな人間関係のもとで効果を発揮するものであり、それを実現するものの一つとして、電子メールを使ったプロジェクトによるフラットな組織形成や問題意識の共有などの同報性のメリットによるところが大きいと言えます。

グループワークによるワーカー達のコミュニケーションをより良くするためには、ディレクタ-による仕事の情報公開と進捗管理、ワ-カ-達の業務効率化の努力が重なり合うことが鍵と言えるでしょう。

成果報酬と時間給について

SOHOへ支払われる報酬の種類にはいくつかあり、成果物の工数などによって支払われる出来高制の成果報酬と、工数を時間計算する時間給などがあります。

いずれの報酬形態にしろ、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定めている「最低賃金制度」を知った上で、不当に安い報酬で請け負わないよう注意が必要です。

最低賃金額以上となっているかどうか確認する方法

  • 時間給の場合
    時間給 ≧ 最低賃金の時間額
  • 日給制の場合
    日給 ≧ 最低賃金の日額
  • 月給制の場合
    月給額と最低賃金の日額のそれぞれを「時間当たりの金額」に換算して比較する。

参考URL

地域別最低賃金・産業別最低賃金
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-01.htm

アクセスVBA

「アクセス」とはMicrosoft(マイクロソフト)社のデータベースソフトの一つで、「VBA」とはVisual Basic for Applications(ビジュアル・ベーシック・アプリケーションズ)の略称で、Microsoft 社のオフィスソフトに添付されているプログラミング言語のことです。

エクセルやアクセスがインストールされているパソコンなら、すぐに使用可能でプログラミングすることができます。

エクセル等のマクロ(ワープロソフトや表計算ソフトなどで、特定の操作手順をプログラムとして記述して自動化する機能)でも自動化はある程度できますが、繰り返しの処理や条件判別処理が必要な場合はVBAが必要になります。

コンペ

competition(コンペティション)の略。
建築やデザイン、文芸などの部門で、ある課題を出して、一定期間を設定して複数人に提出させ、優秀な作品を競うこと。

通常、コンペに出すための制作費は自分もちのことが多く、コンペに勝たないと制作費が支払われないというのが、ほとんどです。

著作権とは、著作権法で保護される「著作物」に関し、著作者等に認められる権利のことです。

「著作物」とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」とされ(著作権法2条1項1号)、例えば、小説、絵画、音楽、映画、写真、学術的な性質を有する図面や、コンピュータプログラムなどがあります。

著作権は、特許権などと異なり、権利の取得にあたって登録などの手続きは不要で、著作物を制作した時に、自動的に権利が発生します。著作権は、原則として、その著作物を制作した著作者に帰属し、著作者は、その著作物を排他的に利用する権利を有することになります。また、他人にその著作物を利用することを許諾したり、禁止することもできます。

事例のような場合、トラブルを防止するために、そもそも広告デザインの著作権が誰に帰属するのか、クライアントに移転する場合は対価をどうするか、デザイナーに帰属する場合にはクライアントに利用させる場合の許諾の対価をどうするのか等、明確に取り決めておくことが必要です。

奥付

本の本文が終わった後の書誌事項(発行元・発行日・連絡先等)のこと。

責了

執筆者または編集者が責任を持って校正を完了させること。責了の後は製作担当者へ渡し、印刷工程へと進めます。

専門書

専門書はなかなか売れないため、初版のみで再版は難しくその後は絶版となる可能性もあります。発行部数も一般書の半分以下がほとんど。

このような状況から、最初からある程度の販売の見込みがないと本にできないため、筆者に買い取りを求めることも多いようです。

メーリングリスト

メーリングリスト(Mailing List)とは電子メールを使ったインターネット活用法のひとつで、複数の人に同じメールを一斉に配送できる仕組みのことを言います。メーリングリストは略して、ML(エムエル)と呼ばれています。

メーリングリストでは、ある特定の宛先にメールを送ると、そのメールはあらかじめ登録されている人全員に配送されます。送られてきたメールに返信をすれば、そのメールも登録されている人全員に送られるので、1対1ではなく複数同士でのメールのやり取りが実現できます。

支払いサイト

支払いサイトとは、いわゆる「○○締めの○○払い」のこと。請求書は各企業ごとに決まっているこの支払いサイトに準じて郵送します。

「末締めの翌月末払い」や、「末締めの翌月10日払い」など、企業や仕事の内容によって違いがあります。

また、納品から月をまたいでしまって「検証終了後、その月の末で締める」(納品したものをチェックして、OKが出てから支払いの対象となる)などの場合もあるので、事前に支払い日を確認するといいでしょう。

SOHO受発注トラブル事例集

第1章「自らの落ち度の度合いが高い場合」

第2章「先方の落ち度の度合いが高い場合」

第3章「自らの強みを単体で生かしている場合」

第4章「自らの強みをコラボレーションで生かしている場合」

付録「SOHO受発注トラブル事例集FAQ」

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