在宅ワーカーのためのキャリアデザイン

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(第1回)キャリアデザインとは何か

「キャリア」というと、まず職業や経歴のことを思い浮かべられる方が多いと思います。
しかし大きくは職業経歴も含めた仕事と余暇、学習、家族との過ごし方などの生涯にわたるライフスタイルをどう描いて設計するかを指します。

つまり、自分がどんなライフスタイルを望んでいるかを考えることがキャリアデザインにつながっていくのです。
そして「キャリアデザイン」を考えるときにキーポイントとなるのが「キャリア・アンカー」です。

キャリア・アンカーとは?

一言でいえば、様々な選択をせまられたときに、皆さんがどうしても譲れない、あるいは犠牲にできない「欲求や価値観・能力などの拠り所」のことです。

  • 自分は何が得意で何が不得意なのか?
  • 本当にやりたいことは何か?
  • 何をやっているときに充実感を感じるか?
  • 自分は、どういうことに価値を感じるのか?

という点を振り返ってみましょう。

キャリアデザインを考える上でのポイント

キャリアデザインを考えていくには、いくつかのポイントがあります。

  • まず皆さんが現状で不満なこと、あるいは将来に向けて不安なことは何なのか整理してみましょう。(リソースの点検)
  • 次に今自分がやりたいこと、できることを明確にします。(自己分析)
  • そして皆さんがやりたいと思っている仕事の需要や、実際に必要とするお金、その仕事をすることによる家族への影響など、自分を取り巻く環境を整理します。(環境分析)

以上のことをまとめた上で今後の具体的なプランをたてます。

キャリアデザインは変わるもの

皆さんご自身の経験でもわかるように、生き方や生活が100%予測どおりになることはあり得ません。
1年間、3年間、5年間と予定をたてていても社会の環境、家族の環境は予想もしないところで変化してきますから、柔軟な対応が必要となってきます。
キャリア・プランの変更を行うときにはいつも「キャリア・アンカー」を意識し、そのときに合った課題を設定していきましょう。

どうせ変化していくものならば、最初から「キャリアデザイン」は不要なのでしょうか?
答えは「ノー」。
なぜなら「キャリア」が皆さんの生活全体、生き方そのものを表すならば、暮らしている時間すべてにキャリアアップのチャンスが潜んでいるからです。

目標を持って課題をこなしている人と、何となく今までの暮らし方を続けている人では、つかむチャンスの数が違ってくるのです。
キャリアデザインとは、自分の人生プランを自分の意志で方向性を定めて作り上げていくこと。
自分について立ち止まって考え、本当にやりたいことを見つけるきっかけをつかんでいきましょう。

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