厚生労働省「自営型テレワークに係る就業環境の整備事業」

在宅ワークを始めたきっかけ、よかったこと、困ったこと

次男の幼稚園入園を機に、在宅でできる仕事を探したところ、「ライター募集！未経験者も丁寧に指導します」という求人を見つけ、応募したのがきっかけです。
それまでは違う仕事をしていましたので、未経験からのスタートでした。

仕事を始めた当初は、原稿の書き出しの言葉さえ思いつかず、本当に私が仕事をさせてもらってもいいものなのかと不安に駆られながらも、とりあえず自分に出来る最良のものをと思い、無我夢中で原稿を書いていました。
この当時は、やっと納品した原稿がリライトで戻ってきては、はぁ～と大きなため息をついていたものですが、今ではこの時に指導して頂いたことが、ライターとして仕事を続けていくための土台になっていると感じています。

在宅ワークだからこそ可能な両立

在宅ワークは、「家事の合間に仕事をする」というイメージを持たれていることが多いと思いますが、決してそれほど楽な働き方ではないと思います。
予定していたよりも時間が掛かり、家事を放棄してPCに向かわないといけない日もありますし、睡眠時間を削って原稿を書くこともあります。
しかし、自分でスケジュールを管理するため、子供達の学校行事の日は仕事を入れないなど、家庭と仕事の両立ができる働き方です。

私は、今年度は子供の学校に関わろうと考え、長男の学校では部活動のクラス代表、次男の学校では広報委員長としてPTA活動に参加、さらに住んでいる町の自治会班長も引き受けています。
当初思っていたよりPTA活動と地域の活動に当てる時間が長くなり、仕事ができる時間は短くなりましたが、納期に余裕があるものや、これまでにも執筆した経験がある案件を担当させて頂いていることで、無理なくPTAや地域の活動と両立させることができています。

家庭と仕事を両立する上で心がけていることは、忙しくて家事が出来ない、子供たちの相手が出来ないという時は、正直に家族に状況を話すようにしています。
食事の準備が出来ない時はさすがに申し訳ないと思いますが、最近ではお惣菜を買いに行ってくれたり、簡単なものを作ってくれたりと協力してくれるようになりました。

在宅ワーカーとして心がけていること

原稿の内容や方向性を作業に入る前にしっかりと確認するようにしています。
やはり社内での仕事とは違いその場で確認することが出来ないので、この事前確認をきっちりと出来ているかどうかで作業効率も随分違いますし、どれだけクライアントが意図する原稿に近づけるかも変わってきます。

また、これは以前注意して頂いたことですが、メール連絡には出来るだけ早急に返信をするようにしています。
やはり、メールや電話での連絡が主になる在宅ワーカーは、連絡が取りやすい状態でいることが必要なのではと思っています。

報酬の目安

案件ごとの報酬になりますので、担当案件を増やせばそれだけ収入も増えます。
また、案件によっては、それほど時間を掛けなくても仕上げることが出来るものもありますし、反対にかなりの時間を割いて取り組んでもなかなか仕上がらないものもありますので、報酬と作業時間の割合に関しては自分次第になります。

キャリアについて考えること

まだまだ駆け出しのライターですので、もっと良いものを作れるように経験を積むことの必要性は実感しておりますが、今年５年生になる息子が中学生になるまでは、無理のないペースで仕事を続けたいと考えています。
これは子供と一緒に過ごす時間を大切にしたいというだけでなく、まだまだ仕事に集中できるのは限られた時間になりますので、その時間で完了できるボリュームにし、その分丁寧な仕事がしたいと思っているからです。

もちろん、この時期を何もしないで過ごすのはもったいないので、これを良い機会だと考え、話題の本や雑誌を読んだり、人と積極的に会うようにしたりすることで、自分の引き出しを増やしたいと思っています。

仲介機関（クライアント）のコメント

難しい案件に対しても、恐れずにトコトン下調べをし取材に向かう姿は頼もしい限りです。
文章の面白さはもちろんですが、情報検索力の速さもずば抜けていて、「ネタ」をみつけるのが上手です。
生活全てをライティングに活かされているのだと尊敬しています。
（株式会社エフスタイル）