2017年11月13日(月)開催の自分らしい働き方発見セミナー(2017年度:第3回)「在宅ワークセミナー~はじめの一歩~ in徳島」のレポートです。こちらのセミナーの動画と配付資料については下記のボタンよりご覧いただけます。
このセミナーにご参加いただいた方向けに、受講後の「在宅ワーク」に関する知識への理解度を確認できるテストをご用意しました。
※セミナーにご参加いただいていない方は、セミナーの模様を収録した動画をご覧の上ご利用ください。
講師:株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤 香苗氏(プロフィール)
[概要]
在宅ワークでは、業務請負契約という形で、インターネットを使用して自宅で仕事を行う。雇用契約ではないので、失業保険は出ないが、定年はない。業務を完了させてはじめて報酬が支払われ、仕事のすべてが自己責任となる。そのため、発注者との約束は必ず守り、業務継続が困難なトラブルが起こった場合は、早めに発注者へ連絡をすることが大切である。
また、在宅ワークをはじめる前に、自己分析をしておくことを推奨する。自分の苦手なところを理解した上で仕事をすると、事前に失敗を防ぐことができる。
在宅ワークを長く続けるコツは、一つ一つ誠実に仕事をしていくこと。「どのようなことに気をつけて仕事をしていくか、本日話したことを思い出してほしい」と、堤講師は締めくくった。
パネリスト:
株式会社パソナ 営業本部 シニアマネージャー 湯田健一郎氏(プロフィール)、大石会計事務所 大石真紀氏(プロフィール)
在宅ワーカー:高井さつき氏
[概要]
「はじめの一歩を踏み出すことが大変だった」という在宅ワーカーの高井氏は「自分でもできそうだと思う仕事からはじめた。在宅ワークであれば、子どもがいても、自分のペースで仕事ができる」と話す。発注側の大石氏からは、在宅ワーカーに対し「まずは納期を守ってもらいたい。さらに、発注者の視点にない客観的な意見を出してもらえると評価が上がる」という話があった。湯田氏は「1日約4,000件もの種類豊富な仕事が発注されるクラウドソーシングを利用すると、その中から自分にあった仕事を見つけることが可能」と、クラウドソーシングで在宅ワークを探すメリットを述べた。さらに、トラブル防止策として「業務が増えた場合に報酬も増えるか確認しておくことや、意図せず著作権侵害などの違法なことをしないよう知識をつけることも大事」というアドバイスがあった。
[概要]
パネリストの湯田氏も加わり、希望者による相談会が行われた。参加者は「実際にどのような仕事があるのか」「子どもがいても仕事ができるか」など、在宅ワークをする上での疑問を、先輩ワーカーに相談した。また参加者同士の情報交換や意見交換なども行われた。
神戸女学院高等学部、早稲田大学第一文学部・演劇専攻卒業
大学在学中よりフリーアナウンサーとしてTV・ラジオのDJ、パーソナリティとして活躍。自らの出産・育児体験から、仕事と家庭のどちらも大切にしたい女性たちに、在宅でも仕事が出来て、キャリアを生かす働き方を出来ることを提案することを目的として「株式会社キャリア・マム」設立。
女性のキャリア・アップ支援」「主婦ビジネスの実態」「くちコミによるマーケティングやコミュニケーション術」「在宅ワーク」「ITビジネスの可能性 」等のテーマで講演多数
「第5回女性起業家大賞」「慶應SFCアントレプレナーアワード2006 プラチナ賞」受賞
著書に「おしゃべり力~主婦のホンネが常識を変える~」「マーケティングのしかけ」
人材サービス大手のパソナグループにて、組織戦略・BPO・CRMのコンサルティングに携わり、特にICTを活用した事業プロセス最適化の視点から、幅広い業界・企業を担当。また、株式会社パソナにて営業企画、事業開発、システム推進、Webブランディングの責任者を経て、現在、ICTを活用し、場所を問わず多様な人材の能力を活かす「LINK WORK (リンクワーク)」の推進を統括。また、IT領域を専門とする子会社:株式会社パソナテックにて、クラウドソーシングサービス「Job-Hub(ジョブハブ)」の立ち上げを行い、「”はたらく”をもっと自由に。」のキーワードのもと、時間、場所にとらわれず、自分のライフスタイルにあわせた仕事を選び、スキルやパフォーマンスにあった報酬を得ることができる新しい働き方のしくみとして、クラウドソーシングの展開を行なっている。
2014年5月に設立したクラウドソーシング協会の事務局長も務める。
学業を終えたのち、父母ともに税理士として勤務する「大石会計事務所」に入所。30歳のときに事業を引き継ぐことを決意した。仕事をしながら税理士試験を受け、40歳の時に税理士試験合格。現在は、主として税理士業務を行いそれに関係した仕事で女性の士業連携(社旗保険労務士、司法書士、弁護士)商工会創業支援塾、大学の非常勤講師、調停委員として活動中。研修資料作成、クライアント先のシステム開発、年賀状、名刺整理、ホームページ作成など、在宅ワーカーへの発注を積極的に行っている。
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