2016年10月4日(火)開催の自分らしい働き方発見セミナー(第2回)「在宅ワークセミナー~はじめの一歩~ in大阪」のレポートです。こちらのセミナーの動画と配付資料については下記のボタンよりご覧いただけます。
講師:株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤 香苗氏(プロフィール)
[概要]
在宅ワークは、企業に雇用される働き方と違い、発注者から依頼を受け、パソコンやインターネットなどを使って自宅で仕事をする、「業務請負契約」に基づく働き方。また、製造業者などから支給された原材料を加工して納品する内職とも違い、業務を行うための道具や環境の整備はすべて自己負担で行う。自宅がオフィス、自分が社長兼社員として仕事をするので、受注から納品・請求・税金の申告まで全て自分自身で行うこととなる。自由度が高くワークライフバランスを大切にできる一方、メリットを活かすための自己管理能力や責任感も求められる働き方である。
講師:株式会社パソナ シニアマネージャー 湯田 健一郎氏(プロフィール)
[概要]
クラウドソーシングサービスは、「好きな時間に好きな場所で、自分の能力に見合った対価をもらいたい」と考える個人と、「適正なコストで、非定型な細かい仕事を迅速に対応する人がほしい」と考える企業とのマッチングの場で、ここ3年ほどの間に急速に市場が拡大した。クラウドソーシングで受発注される業務は「単純作業」「専門的業務」「アイディア提供」の3つに大別され、内容も発注金額もかなりのバリエーションがある。
仕事を請けるポイントとしては、まずは簡単な仕事で実績を重ねること、具体的な提案をすることなどが挙げられる。
パネリスト:藤森 雅世氏(Webディレクター・ライターほか)、安藤 正氏(プログラマー・ゲームクリエイターほか)
[概要]
在宅ワークを志したきっかけは「自由なスタイルで働きたい」「子育て中でも仕事がしたい」などそれぞれである。また、在宅で働くメリットは働く時間や働き方を自分自身で決められることにある。逆に、在宅ワークをする上での不安としては、受注し続けられるかどうかという将来の不透明さ、自由であるが故の責任感や孤独感などが挙げられる。在宅ワークを続けていくためには、仕事を楽しみ、無理をせず、余裕をもったスケジュールで臨むという基本姿勢が大切。これから在宅ワークを始めようとする人は、まず「自分の人生をどうしたいか」「どのように働きたいか」を自問自答した上で一歩を踏み出し、少しずつ自分自身の価値を上げていくとよい。
4テーブルに分かれて着席し、グループ相談会を行った。
[概要]
「歴史が好きなのですが、何かに活かせないでしょうか」「継続的なお仕事はあるものですか」「DTPの仕事をしたいのですが、どのような内容の仕事がありますか」「デザインはコンペ方式が多いですか」などの質疑応答や「今、在宅で採点の仕事をしています。教科やレベルを選べるので、できるときに受けています」「アンケートの仕事もあると知って驚いた」「まずは何か一つ仕事をしてみるといいですよ」などの情報交換といった活発なやりとりが繰り広げられた。
神戸女学院高等学部、早稲田大学第一文学部・演劇専攻卒業
大学在学中よりフリーアナウンサーとしてTV・ラジオのDJ、パーソナリティとして活躍。自らの出産・育児体験から、仕事と家庭のどちらも大切にしたい女性たちに、在宅でも仕事が出来て、キャリアを生かす働き方を出来ることを提案することを目的として「株式会社キャリア・マム」設立。
女性のキャリア・アップ支援」「主婦ビジネスの実態」「くちコミによるマーケティングやコミュニケーション術」「在宅ワーク」「ITビジネスの可能性 」等のテーマで講演多数
「第5回女性起業家大賞」「慶應SFCアントレプレナーアワード2006 プラチナ賞」受賞
著書に「おしゃべり力~主婦のホンネが常識を変える~」「マーケティングのしかけ」
人材サービス大手のパソナグループにて、組織戦略・BPO・CRMのコンサルティングに携わり、特にICTを活用した事業プロセス最適化の視点から、幅広い業界・企業を担当。また、株式会社パソナにて営業企画、事業開発、システム推進、Webブランディングの責任者を経て、現在、ICTを活用し、場所を問わず多様な人材の能力を活かす「LINK WORK (リンクワーク)」の推進を統括。また、IT領域を専門とする子会社:株式会社パソナテックにて、クラウドソーシングサービス「Job-Hub(ジョブハブ)」の立ち上げを行い、「”はたらく”をもっと自由に。」のキーワードのもと、時間、場所にとらわれず、自分のライフスタイルにあわせた仕事を選び、スキルやパフォーマンスにあった報酬を得ることができる新しい働き方のしくみとして、クラウドソーシングの展開を行なっている。
2014年5月に設立したクラウドソーシング協会の事務局長も務める。
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