2016年7月15日(金)開催の厚生労働省「在宅就業者総合支援事業」自分らしい働き方発見セミナー(第1回)「在宅ワークセミナー~はじめの一歩~」のレポートです。こちらのセミナーの動画と配付資料については下記のボタンよりご覧いただけます。
講師:株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤 香苗氏(プロフィール)
[概要]
在宅ワークは、パソコンとインターネットを中心とする通信技術を活用し、業務請負契約により、主に自宅で働く「働き方」のこと。仕事内容は、誰でもできる簡単な仕事から、特定のソフトやスキルが必要となる専門性の高い仕事まで、単価も種類も様々である。請け負う業務の種類、仕事量等すべて自分で決めるため、自己管理が大切。フレキシブルに働けるという点で、メリットの多い働き方の一つとして注目されているが、進捗管理や困ったときのトラブル対応等を自分自身で行うため、自己責任も問われる働き方である。
講師:株式会社パソナ シニアマネージャー 湯田 健一郎氏(プロフィール)
[概要]
クラウドソーシングは、インターネット上において不特定多数の人々を募り、発注から納品までを行うサービスで、3年ほど前から市場が拡大した。背景には、小規模、非定型でスピードが求められる内容のものも多くアウトソーシングされるようになったことや、多様な働き方が注目されるようになったことが挙げられる。クラウドソーシングで発注される業務には、単純作業から専門的業務まで多くの種類がある。今回はJob-Hubを例にとり、登録の仕方や仕組み、ワーカーの受注例、利用者の声とともに、受注のコツやプロフィール画面作成のポイントを紹介した。
パネリスト:上谷 亮太氏(Webディレクター、ライター業務)、六本木 和泉氏(コールセンター、事務代行業務)
[概要]
在宅ワークには様々な仕事があり、簡単な仕事からスタートしてステップアップをしていくことも可能である。また、自治体で行っている講座で身に付けたスキルを活かして在宅ワークを始めるケースもある。在宅で働くメリットは、時間や、仕事量を自分でコントロールできること。逆にデメリットは、プライベートと仕事を切り離しにくいことや、仕事量の見込み違いがあること。在宅ワーカーには、当たり前のことを当たり前にこなすことや自分をアピールする心がけが必要。最初は不安もあるが、簡単なことから始めてみるとよい。
3テーブルに分かれて着席し、グループ相談会を行った。
[概要]
「小さい子どもがいる方はどのように在宅ワークをしているのか」「仲介業者は登録すれば仕事を紹介してもらえるのか」「パソコンはMacintoshだけしか持っていないがWindowsも必要か」等の質疑応答や、活発な意見交換が行われた。
早稲田大学第一文学部卒業。自らの出産・育児体験を通じて得た経験をもとに、仕事と家庭をどちらも大切にしたい女性たちに、自宅または自宅周辺におけるテレワークやワークシェアという形態で、キャリアをいかす新しい働き方を提案する「株式会社キャリア・マム」を設立。10万人の主婦会員ネットワークをデータベース化した在宅ワークモデルを構築。2006年 第5回女性起業家大賞 グロース部門優秀賞、2015年 テレワーク推進企業等厚生労働省大臣表彰 特別奨励賞、2016年 東京都女性活躍推進大賞 個人賞。
一般社団法人日本テレワーク協会理事、中小企業政策審議会委員(中小企業庁)、財団法人 日本SOHO協会 評議員、「カエルの星」選考委員会委員(内閣府 男女共同参画局)、多摩市男女共同参画社会推進協議会 委員(多摩市)等、男女共同参画社会にかかる委員や講演を数多く担当。
人材サービス大手のパソナグループにて、組織戦略・BPO・CRMのコンサルティングに携わり、特にICTを活用した事業プロセス最適化の視点から、幅広い業界・企業を担当。また、株式会社パソナにて営業企画、事業開発、システム推進、Webブランディングの責任者を経て、現在、ICTを活用し、場所を問わず多様な人材の能力を活かす「LINK WORK (リンクワーク)」の推進を統括。また、IT領域を専門とする子会社:株式会社パソナテックにて、クラウドソーシングサービス「Job-Hub(ジョブハブ)」の立ち上げを行い、「”はたらく”をもっと自由に。」のキーワードのもと、時間、場所にとらわれず、自分のライフスタイルにあわせた仕事を選び、スキルやパフォーマンスにあった報酬を得ることができる新しい働き方のしくみとして、クラウドソーシングの展開を行なっている。
2014年5月に設立したクラウドソーシング協会の事務局長も務める。
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