- 株式会社オフィスエム 代表取締役 田上睦深氏
-
1966年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。会計事務所勤務後、パソコンに興味を寄せて独立。
WEBシステム開発・デザインから販促までトータルに行うIT系アウトソーシングの会社(株)オフィスエムを設立。
現在約2万名の在宅勤務者及びフリーランスのネットワークを持ち、プロジェクト型、遠隔地とのやりとりで業務を推進している。オンラインでビジネス・コンビニ=@コンビニを運営。在宅勤務の導入コンサルティングも実施。
Q1. 在宅ワークについてお聞きします。これまでの在宅ワークを踏まえ、現在の在宅ワーク市場の状況についてお聞かせ下さい。
- 在宅ワーク業務全体に言えることですが、単純な業務の依頼は減っています。ですから、在宅ワーカーについても、自分自身がスキルを磨き、レベルアップをしてきた方しか残っていない状況にあります。
Q2. 在宅ワークにおいて、3.11の東日本大震災を受けて、学んだことや考えさせられたことはありますか。
- 今回の震災を経験し、企業ではBCP( business continuity plan:事業継続計画)などが注目され、在宅勤務への注目が集まっています。弊社ではもともと在宅ワークのため、今回の震災においても業務への影響はありませんでした。改めて在宅ワークという働き方の利点を実感し、企業への在宅勤務の導入をお勧めしたいと思っています。
Q3. 今後、在宅ワークが発展する可能性のある業務や分野について、お考えをお聞かせ下さい。
- その時々の流行や社会が注目するものについては、そこにマーケットの可能性があります。今であればFaceBookやアプリケーション開発などが出てきていますが、そういった新しいものを積極的に習得する努力は必要になると思います。
- また、単純作業であれば中国など海外に移行してしまいますが、ある程度「判断」が必要となるような業務まで任せられるようになることが重要だと思います。例えば、通常の社員であれば、隣の席に居てすぐ相談したり判断を仰いだりすることができる訳ですが、在宅ワーカーはその場には居ないので、自分で判断することが必要になります。正しく判断できるようになれば、任される業務の範囲も広がり、仕事の依頼が続くと思います。
Q4. 最後に、本年度の在宅就業セミナーについて、セミナーにはどのような方にお越し頂きたいか、また、セミナーに参加された方にどのような事を習得して帰って頂きたいとお考えでしょうか。
- やる気と責任感のある方にお越し頂きたい。自分なりの目標を決め、その目標を実現する方向に向かって努力をして頂ける方に来て頂きたいですし、そのような方々の支えになるようなセミナーにしたいと思います。
«自分らしい働き方発見セミナー(在宅ワークセミナー)TOPに戻る