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在宅ワーク発注企業向け説明会&マッチング交流会 開催レポート

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厚生労働省 在宅就業者総合支援事業「在宅ワーク発注企業向け説明会&マッチング交流会」開催レポート

2016年12月9日(金)開催の「在宅ワーク発注企業向け説明会&マッチング交流会」のレポートです。こちらのセミナーの動画と配付資料については下記のボタンよりご覧いただけます。

開催日
2016年12月9日(金)10:30(10:00開場)~16:00
主催
厚生労働省
共催
OSAKAしごとフィールド
会場
エル・おおさか(南ホール 南館5階)
住所:大阪府大阪市中央区北浜東3-14
参加者数
在宅ワーク発注企業説明会:参加企業 13社
マッチング交流会:参加企業 13社

10:30~ 「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」の説明

講師:株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤 香苗氏(プロフィール

[概要]
情報通信技術の高度化に伴い、パソコン等情報通信機器を活用して在宅形態で働く「在宅ワーク」という働き方を選ぶ人が増加している。厚生労働省では、在宅ワーカーに仕事を注文する者が在宅ワーカーと契約を締結する際に守るべき最低限のルールとして「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」の周知を図ってきた。今回は、ガイドラインの中でも重要な「注文者が守っていくべき事項」として、「契約条件の文書明示及びその保存」「契約条件の適正化」等について、参加企業とともに再確認を行った。

11:15~ パネルディスカッション「在宅ワークの発注企業事例」

司会:株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤 香苗氏(プロフィール
パネリスト:一般社団法人日本テレワーク協会 中本 英樹氏(主席研究員)(プロフィール
パネリスト:株式会社キャスター 代表取締役 中川 祥太氏(プロフィール

[概要]
在宅ワークや企業のテレワークの導入・活用に寄与する活動を行っている日本テレワーク協会主席研究員・中本氏と、「リモートワークを当たり前に」を掲げ、秘書業務を中心に在宅ワーカーを活用している株式会社キャスター代表取締役の中川氏をパネリストに迎え、在宅ワーク活用について意見交換を行った。
中本氏は、「日本では正規雇用が減少する中、組織に属さず働く人の数が増えており、フリーランスの1つである在宅ワーカーに活躍してもらうメリットは大きい。在宅ワーカーを活用した企業が満足するポイントも、実は価格よりも品質の満足度の高さに置かれることが多い」という。
中川氏は、「発注する企業はIT関係と勘違いされやすいが、実際はさまざまな業種で在宅ワーカーが活躍しており、当社ではリモートワークでできる仕事のほとんどでリモートを活用している。在宅ワークなら、優秀な人材がたくさんいるので、リモートワーカーを本気で活用することも考えてみてはどうか」という。特に、「在宅ワークへの発注を躊躇する企業は多いが、社員に明確に指示をしている会社はクラウドソーシングの活用もしやすいことから、コミュニケーションをとり、具体的な指示を出すことが重要」、その他、「在宅ワークはITを利用してやりとりするためデジタルリソースと思いがちだが、画面の向こうに人がいることを忘れてはいけない。非対面での発注であるが、コミュニケーションをとることは大切」という話があった。

12:00~ 個別相談会

[概要]
在宅ワーカーの発注に向けて社内体制の整備等に関してアドバイスを受けたいという企業や、すでに在宅ワーカーを活用しているが今後のさらなる活用に向けてアドバイスを受けたいという企業に対し、個別相談会を行った。

13:35~ 【マッチング交流会】発注企業による会社概要説明、発注予定業務説明

[概要]
各社1分ずつ、自社の会社概要説明と、在宅ワーカーへの発注予定業務の紹介を行った。

[参加企業]
株式会社Kaeru
株式会社キッズ・コーポレーション
株式会社キャスター
株式会社キャリア・マム
株式会社グッドマークス
株式会社クロックワークスタジオ
株式会社joint
株式会社情報技術推進センター
株式会社ディーラリエ
東京反訳株式会社
株式会社ハーリー・トランスポート
ホームページテック株式会社
株式会社マッシュ

13:55~ 【マッチング交流会】個別ブースでの面談

[概要]
各企業のブースで、それぞれ在宅ワーカーとの面談を行った。発注予定業務に関する質疑応答や企業概要説明が中心で、対面ならではのやりとりも展開された。

プロフィール

株式会社キャリア・マム 代表取締役(CEO)堤香苗氏

早稲田大学第一文学部卒業。自らの出産・育児体験を通じて得た経験をもとに、仕事と家庭をどちらも大切にしたい女性たちに、自宅または自宅周辺におけるテレワークやワークシェアという形態で、キャリアをいかす新しい働き方を提案する「株式会社キャリア・マム」を設立。10万人の主婦会員ネットワークをデータベース化した在宅ワークモデルを構築。2006年 第5回女性起業家大賞 グロース部門優秀賞、2015年 テレワーク推進企業等厚生労働省大臣表彰 特別奨励賞、2016年 東京都女性活躍推進大賞 個人賞。
一般社団法人日本テレワーク協会理事、中小企業政策審議会委員(中小企業庁)、財団法人 日本SOHO協会 評議員、「カエルの星」選考委員会委員(内閣府 男女共同参画局)、多摩市男女共同参画社会推進協議会 委員(多摩市)等、男女共同参画社会にかかる委員や講演を数多く担当。

一般社団法人日本テレワーク協会 主席研究員 中本英樹氏

日本電信電話株式会社(NTT)入社。フリーダイヤル、PHS、インターネット等のICTを活用したサービスの普及・利用促進に長年携わる。
株式会社NTTドコモ入社。法人営業でのソリューション提案・サービス提供に携わる。現在は一般社団法人日本テレワーク協会に出向中。
家庭では男子三人を共働きの実践により育てた。
現在は週に1日の在宅勤務により生産性の高い働き方とワークライフバランスの向上を実践中。

株式会社キャスター 代表取締役 中川祥太氏

イー・ガーディアン社の大阪営業所の立ち上げ人員として働く中で、ソーシャルメディア関連の事業を主に担当。ソーシャルリスクの専門家として、各種テレビメディアへの出演、連載を持つ。
並行して、新規事業を担当する事業企画部に異動となりクラウドソーシングと出会い、クラウドソーシングの可能性、そして日本の市場におけるオンラインワーカーの発展途上な状況を見て、起業を決意。
2014年9月、株式会社キャスター創業。
100名を超えるリモートワーカーを活用し、BPO事業を主に展開。

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