在宅ワークへの第一歩
3. 在宅ワークに必要なスキル

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3.1. スキルを考える"2つの軸"

在宅ワークのために必要とされるスキルとしては、パソコンやインターネットを使いこなす「ITスキル」や、それぞれの業務分野の「専門性」が重要です。ただし、仕事の発注者が重視しているのは、それだけではありません。在宅ワーカーであっても、一般的な職場で求められるのと同様、基本的なビジネスマナーやビジネスの基本ルールへの理解・対応といった「ビジネススキル」、業務を円滑に進める上での「コミュニーション能力」です。

発注者側からすると、業務を発注した後に、必要な連絡を適宜よこさない、発注内容が明確にわかっていないのに質問をしないために期待通りでないアウトプットを提出してしまう、などの問題が発生するのを避けたいので、「ビジネススキル」と「コミュニケーション能力」はとても大切です。さらに、在宅ワーカーの仲間同士でチームとして仕事を請け負う場合には、仲間同士での「コミュニーション能力」を踏まえた「協働力」が必要になります。

発注側が在宅ワーカーに業務を依頼する場合の不安事項としては、在宅就業者個人に業務を依頼した場合、在宅ワーカーが病気など予測不可能な問題に直面して納品が遅れるかもしれないという点があげられます。そのため、無理のない範囲で仕事を受けて確実に完了させていくといったやり方を確立する必要があります。

または、個人ではなく在宅ワーカー同士でグループをつくるなど、組織化して業務を請け負うのであれば、不慮の事態にも対応しやすくなります。また、そのような組織的な体制ができあがれば、個人でやるより付加価値の高い業務を請け負うことができる可能性も高まります。

これまで述べてきたことを整理したものが、図 1の「スキルを考える"2つの軸"と発展段階」です。これは、必要とされる在宅ワーカーのスキルとして、X軸に「ITスキル」と「専門性」、Y軸に「ビジネススキル」と「コミュニケーションスキル」を設定しています。そして、X軸とY軸をそれぞれ3段階に分けてみると9つのマトリックスができ、何に重点を置けば良いのか、イメージを持つ上でのヒントにもなるでしょう。

このように、必要なスキルのタイプやレベルにより、獲得できる仕事の内容や可能性が変化することを理解した上で、在宅ワークに取り組むことが望ましいといえます。

図1 スキルを考える"2つの軸"と発展段階

図1 スキルを考える"2つの軸"と発展段階

注:図中の例は、あくまで参考です。
出所:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が作成

3.2. 継続的にスキルを磨く

必要とされるスキルは、個々の業務の内容によって異なります。特に、「ITスキル」や「専門性」は、業務内容によって必要とされるレベルはかなり異なります。ただし、このようなスキルは必要とされる内容・レベルの変化が早いので、常に新しい「ITスキル」や「専門性」を身につけるように心がける必要があります。

一方、一般的なビジネススキルやコミュニーション能力及び協働力についてはどのような業務でも必要とされるため、自ら常に心がけて磨いていくことが大切です。

3.3. 人的ネットワークが大切

在宅ワーカーは一人で仕事をしがちになり、コミュニーション能力及び協働力を磨く機会が多いとはいえません。そのため、普段から様々なイベントやセミナーに参加したり、新聞やニュースを定期的に見たりしてビジネスの動きにアンテナをはるとともに、メーリングリストやSNSなども使って仲間を増やしておくのも一つの方法といえます(ただし、インターネットで他者とコミュニケーションを取る場合、なりすましの問題なども発生しているため、活用方法については十分に注意する必要があります)。

また、業務の内容・規模によっては、在宅ワーカーの仲間と積極的に連携することで、スキルの向上をはかることが望ましいといえます。仲間とのネットワークを広げれば、お互いに仕事の紹介をしあうなど、新たな業務の獲得につながる可能性もでてきます。

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