自営型テレワーク(在宅ワーク)への第一歩
2. 自営型テレワーク(在宅ワーク)の概況

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以下に掲載されている情報は、旧ガイドライン(「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」)に関する内容となっています。新ガイドライン(「自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン」)との違いはこちらをご覧ください。

2.1. 多様な業務分野

ここでは、自営型テレワーク(在宅ワーク)の業務にはどのような分野があり、市場の傾向がどのようになっているのかという点から、自営型テレワーク(在宅ワーク)の概況を紹介します。

下記の「自営型テレワーク(在宅ワーク)の主な分野一覧」は、自営型テレワーク(在宅ワーク)の各業務を分野ごとにまとめたものです。自営型テレワーク(在宅ワーク)として広く知られている業務としては、データ入力・集計、資料の電子化などの「事務系業務」がまずあげられます。その他、記事を書くライターやテープ起こしなどの「編集系業務」、調査・マーケティングや電話による関連業務などの「ビジネス支援系業務」、DTPデザインやイラスト制作などの「デザイン系業務」などもあります。

また、パソコンやインターネットの利用などのITスキルがあれば、ホームページ作成や運営などの「Web関連系業務」なども主な業務の一つといえます。また、ITスキルがさらに高い場合は、プログラミングやデータベース管理などの「開発系業務」なども考えられます。

これらの業務は、情報化社会の進展に伴ってニーズは高まっており、今後も比較的有望な市場と思われます。また、eラーニングの普及により、教育分野でもインターネットを多用した業務がひろがっています。

ただし、下記の「自営型テレワーク(在宅ワーク)分野の一覧」は、あくまでも代表的な業務や職種を整理したものになります。市場の動向は年々変化しているため、これらの業務以外にも様々な分野・職種で自営型テレワーク(在宅ワーク)につながる可能性が出てくると思われます。

自営型テレワーク(在宅ワーク)の主な分野一覧(分野/業務)

事務系
データ入力・集計
マニュアル作成
資料の電子化、アーカイブ
編集系
ライター、エディター、広告メール作成
テープ起こし
ビジネス支援系
調査(市場調査、モニター調査等)、マーケティング支援(モニター等)
電話による関連業務(コールセンター等)
コーチング、カウンセリング
Web関連系
ホームページ制作、Webデザイン、Web管理
ブログ運営、ネットショップ運営
開発系
プログラミング、システム設計
ネットワーク管理、データベース管理
CADオペレータ
デザイン系
DTPデザイン、電算写植
イラスト制作、グラフィックデザイン
動画制作・編集
教育系
通信添削、eラーニング
メンター、チューター(eラーニング)
語学系
翻訳

注:上記の分類は、あくまで代表的な例を想定したものです。
出所:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が作成

2.2. 自営型テレワーク(在宅ワーク)の業務のトレンド

データ入力・集計等は、自営型テレワーク(在宅ワーク)の仕事としては一般的で、仕事の機会も多いので最初に選ばれる方も多いようです。ただし、定型的な業務のため、効率性・生産性に差がつきにくい面も有り、仕事は多くても競争が激しく、全体的に単価が低下傾向にあるとの指摘もあります。

また、ITの普及・促進に伴ってニーズが拡大している「Web関連系業務」は、ホームページ作成をできる人はかなり増えてきたこともあり、ウェブサイトを作れるというだけでなく、顧客のニーズに合ったアウトプットを締め切りまでに的確に提出できるかが、仕事を獲得する鍵となってきています。

DTPデザインやイラスト制作などの「デザイン系業務」、プログラミングやシステム設計・開発等の「開発系業務」は、スキルが高ければ仕事を獲得できる可能性は高くなりますが、この分野でも顧客ニーズへの的確な対応が求められています。

上記は一つの見方ですが、同じ分野によっても状況は様々です。自分は何が得意で何をしたいか、をよく考えながら、各自が市場の動向に常に目を向けておいた方がよいと思われます。

2.3. 自営型テレワーク(在宅ワーク)による一般的な収入レベル

「自営型テレワーカーのためのハンドブック」によると、2008年時点の自営型テレワーカー(在宅ワーカー)の数は、123万5千人と推計されています。その内訳は、専業で自営型テレワーク(在宅ワーク)を行っている人が87万2千人、副業で自営型テレワーク(在宅ワーク)を行っている人が36万3千人となっています。

自営型テレワーク(在宅ワーク)による一般的な収入レベルに関しては、表2のとおりになります。自己決定レベル(報酬単位及び報酬決定手順においてどの程度自営型テレワーカー(在宅ワーカー)が決定権を持っているか)によって自営型テレワーク(在宅ワーク)の業務を「ローレベル」「ミッドレベル」「ハイレベル」の3段階に分類し、その分類ごとに収入をみたものになります。

表から分かることは、自己決定レベルが低い業務においては、時間換算の収入額が低いという点です。一方、自己決定レベルが高い業務では就業時間数が多く、勤務経験や専門知識を生かしながら、複数の依頼主と直接交渉して報酬を含む契約条件を提示して、高い報酬を得る傾向にあるようです。

表2 自営型テレワーク(在宅ワーク)による収入レベル

  • A: 自営型テレワーク(在宅ワーク)による月収額
  • B: 自営型テレワーク(在宅ワーク)の月間就業時間数概算
  • C: 自営型テレワーク(在宅ワーク)による時間換算収入額
自己決定レベル
(代表的な業務)
A B C
ローレベル
(データ入力、文書入力等)
3万円 50時間 857円
ミッドレベル
(DTP、ライター、翻訳等)
6万円 90時間 1,057円
ハイレベル
(Webデザイン、設計・製図等)
15万円 120時間 1,667円

注:表内の数値はすべて中央値です。中央値とは、データを小さい順に並べたとき中央に位置する値です。
出所:厚生労働省「自営型テレワーカーのためのハンドブック」
【参考】自営型テレワーカーのためのハンドブック»

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